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【VFX授業レポ】「VC Orb」でリアルな地球を作ってみた!
2025.11.27

「映画で見るようなリアルな宇宙や惑星、どうやって作ってるんだろう?」 そんな疑問を持ったことはありませんか?
今回の授業テーマはフォトリアルな地球の作成です。 使用するのは、映像制作のプロも愛用するAfter Effectsのプラグイン「VC Orb」。これを使って、ただの球体ではない、息を呑むほど美しい地球を作り上げていきました。

ただ地球の写真を貼り付けるだけではありません。 「Glossiness(光沢)」を設定して、海はキラキラと光を反射させ、陸地はマットな質感に。さらに「Normal Map(法線マップ)」を使って、山脈の凸凹や陰影まで表現していきます。

数値を少しいじるだけで、のっぺりとした球体が、ゴツゴツとした「惑星」に変わっていく瞬間は感動モノです。

さらにクオリティを上げるためのプロの技も学びました。それは「雲の影」です。

地球の表面に浮かぶ雲。それが地面に影を落とすことで、圧倒的な「巨大感」と「立体感」が生まれるんです。 雲のレイヤーを複製し、微妙にサイズを変え、色を調整して影を作る……。こういった細かい一手間の積み重ねが、映像の説得力を生むんですね。
こちらは「Illumination(イルミネーション)」の設定を調整している様子。 太陽の光が当たっていない夜の面に、街明かりを灯しています。宇宙から見た夜景の美しさまで再現できるなんて、ワクワクしませんか?
地球ができたら、次は背景の宇宙です。 平面の星空画像をただ置くのではなく、カメラがどこを向いても星が輝くように、巨大な球体の「内側」に星空を配置するテクニックを使いました。

これにより、カメラワークに合わせて背景もしっかり追従し、没入感のある映像に仕上がります。
難しい専門用語や設定も多い授業でしたが、学生たちは一つひとつの工程を楽しみながら、それぞれの「地球」を創り上げていました。 「おお、すげー!」「めっちゃリアルになった!」という声があちこちから聞こえてくる、とても活気のある時間でした。
いかがでしたか? 普段何気なく見ている映画やCMの映像も、実はこうした緻密な計算と技術で作られているんです。
「難しそう……」と思った人も大丈夫。河原デザイン・アート専門学校のネット動画クリエイター科なら、基礎からじっくり、プロの技術を身につけることができます。 PCの中で、自分だけの世界を創り出す楽しさを、ぜひ一緒に体験しましょう!
今回の授業で興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスへ遊びに来てくださいね。 実際の機材やソフトに触れて、クリエイターへの第一歩を踏み出してみませんか?お待ちしています!






