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VFXの世界を探求!クロマキー合成からカメラトラッキングへのステップアップ!

2025.05.22

VFXの世界を探求!クロマキー合成からカメラトラッキングへのステップアップ!

今日のVFX技法の授業は、一段と熱気にあふれていました。先週みんなが取り組んだクロマキー合成課題の講評から始まり、次なるステップであるカメラトラッキング実習の準備と、盛りだくさんの内容でお届けしました。

クロマキー合成、深まる理解

さて、授業の最初は、先週取り組んだ「クロマキー合成」の課題作品の講評からスタートしました。クロマキー合成とは、映像技術の一つで、特定の色(よく使われるのは緑や青です)の背景で撮影した人物や物体を、その特定の色だけを透明にして、別の背景映像と自然に組み合わせるテクニックのことです。皆さんも、テレビの天気予報で、キャスターの後ろにCGの天気図が映し出されているのを見たことがあると思いますが、あれがクロマキー合成の一例ですね。

提出された作品を皆で鑑賞しましたが、ある学生さんの作品では、特に髪の毛の処理が非常に丁寧で、技術の向上が感じられました。一方で、マスク処理が一部不完全な箇所があり、これはロトブラシを使用する際の注意点として共有しました。

ロトブラシは非常に便利なツールですが、初期キーフレームの品質や、ブラシの微細な振動が仕上がりに影響を与えることがあります。レイヤーごとの細やかな確認と、丁寧なマスク調整の重要性を改めて認識できたのではないでしょうか。

次なる挑戦へ!カメラトラッキング準備

講評後は、次回から本格的に取り組む「カメラトラッキング」実習の準備に入りました。カメラトラッキングとは、私たちがスマートフォンなどで撮影した動画の、カメラの動き(上下左右の移動や回転など)をコンピュータで正確に割り出し、その動きに合わせてCGアニメーションや他の映像素材を合成するための重要な技術です。この技術を使うことで、まるで最初からそこにあったかのように、実写映像の中にCGのキャラクターを歩かせたり、現実にはない建物を風景に溶け込ませたりすることができるんですよ。

撮影において最も重要なのは、安定した映像です。三脚などでカメラをしっかりと固定し、質の高い素材を撮影することが、後のトラッキング作業の精度を大きく左右します。

学生作品に光る個性と課題

講評では、クロマキー合成の課題だけでなく、日頃の制作活動における様々な表現についても触れました。多くの学生の作品から、それぞれが工夫を凝らした点が見受けられます。タイポグラフィのセンス、効果的なスロー再生の活用、目を引くグリッチエフェクトなど、回を追うごとに表現の幅が広がっていることを実感します。 ただ、いくつかの作品ではフレームレートの設定ミスからくる映像のカクつきが見られました。これもまた学びの一つ。基本的な設定の確認を怠らないこと、これもまたプロとして大切な心構えです。

次回はいよいよカメラトラッキング本番!

さて、次回はついにカメラトラッキング実習の本番です。 今日準備した機材と、学んだ知識を総動員して、撮影からトラッキング、そして合成までの一連のワークフローを体験します。学生たちがどのような映像世界を創り出してくれるのか、今から非常に楽しみです。

日々の授業を通して、学生たちは着実に、そして確実にステップアップしています。彼らの作品や、ここ河原デザイン・アート専門学校 ネット動画クリエイター科の活動に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ感想などお寄せください。そして、未来のクリエイターたちの成長に、引き続きご注目いただければ幸いです。

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