【旧】インテリア・建築デザイン科
愛媛県古民家再生協力会様とタイアップし、学生達が考えた古民家再生プランを実際に採用~工事まで行ってしまう実践型のプロジェクトで、実際に学生達が現地に行き、作業のお手伝いを行いました。ただでさえ、古民家に触れる機会が少なくなっていている時代ですが、新しい世代が古い世代の案件に携われ、時代を超えた提案や貴重な経験が出来る、当学科ならではの有意義なプロジェクトになっています。就職活動にも活かせる実務型のこの授業は、学生皆さんのスキルアップにも大きく繋がります。
これからの建築について考えてみると、新しいものをどんどん建てる時代は終わり、今あるものを如何に活用するかの時代に入っていると思います。急成長した新建材に変わり、昔から受け継がれてきた自然素材を活かした建築が今後益々注目されていくのではないでしょうか。
古民家再生プロジェクト授業で現場調査に来られる学生さんの眼差しは、今まで見たことのないものを見るようで、とてもキラキラしているように感じます。日本の伝統建築文化を一人でも多くの若者に継承できればいいと思っています。
建築と一口で言っても、意匠・構造・設備など、その幅はとても広く、それぞれの道もとても奥深いものがあります。しかし、どの道も、「ものづくり」であることには変わりなく、お客様の夢を形にして幸せにできる素敵な仕事です。積極的にいろんな所に行って、自分の目でいろんな建築を見て、いろんなパターンを提案できるだけの知識を蓄えてほしいと思います。