こんにちは。今日は、USBケーブルの話をします。
みなさんも一度は目にしたことがある、スマホや電子機器の充電、通信に使っているケーブル、USBケーブルのお話です。
USBというのはユニバーサル・シリアル・バス、直訳すると、一般的(汎用的)な一本道でコンピュータとやりとりする手順の規格(で、あってるかいな)ですね。
このUSBはいろんなタイプがあって、まず、以前よく使われていたType A。裏表があって、差し込めない時があってイライラするやつ。同じType Aでも昔の携帯ゲーム機やAndroidスマートフォンなどに使われていた小さいサイズのMicro USB Type A。プリンタやスキャナで使われるType B。
他にもMini Type Aとか、Mini Type Bとか形だけでも色々あります。
詳しくはこちらを見ていただければわかりますかね?
『USB』の違いってなに?Lightning、Type-C、USB3.0、micro USBなど各ケーブルと対応機種は…|TIME&SPACE by KDDI
で、ようやくまとまってきたのがType Cですね。これは裏表がないので手探りでも差し込みやすいやつ。
でも、USBケーブルの形は統一してきつつあるのですが、問題は形ではなくて通信や充電の規格。同じType Cのケーブルでも、通信の速さが色々あって、充電用のケーブルもあって、見た目が同じなので目を凝らしてもわからないのですよ。
USBがUSB1.1になり、USB 2になり、USB 3になったら今度は、USB 3.1とか3.2とか小数点がついて、さらに枝分かれして、USB 3.1 Gen1(ジェネレーション1)とか、3.1 Gen2とも呼ばれるようになって、さらにそこから呼び方が変わって、3.2 Gen1、3.2 Gen2、3.2 Gen2×2に呼称が変わったのですが、メーカーは呼び方がバラバラで、混乱してしまいます。これらは主に通信スピードによって分けられてたりするのですが、正直自分も詳しく全て説明する自信がないです。
ってわかります?3.2で数字は増えてるのに中身は変わらんのですよ。
で、この混乱をワイプすべく、満を辞して登場したのがUSB4。USB4はこれまでのクソな小数点をなくしてわかりやすくしましょう!ステキ!小数点クソくらえ!ビュリホー!
と思ってたら、再来月にはもっと早い通信速度ができたということで、USB4 Version 2.0が出現予定と。アホかと。しかも小数点つけとるし。2.1とか出るんか?
クソ長い愚痴を垂らしてしまいましたが、一般消費者は形が同じケーブルなのに中身が全然違うモノを使う羽目になっています。当学科もUSBケーブルがたくさんあって、どれが良い(早い)ケーブルなのかがわからんちんになっていました。
で、買いました。USBケーブルチェッカー。
これを使えば、充電用のケーブルなのか、通信用でも速さの違いをコイツで見極めることができるんですよ!
コイツにケーブルを差し込めば、ケーブルの種類を判定してくれます。
ざっくりというと、緑のランプが全部点いてるとよいやつ。150mΩとあるのがケーブルの抵抗。小さいのが良い。
これは充電用ケーブル。通信速度は2.0なので、データのやり取りは遅い!(480Mbps)
これも充電ケーブル。CCのランプがついてるのはUSB PD(Power delivery)対応。充電でも他にもeMarker付きと無しのがあって、これも見ただけではわからない。
USBケーブルが憎くなってきましたか?ケーブルの品質で充電も変わってくるんですよ。怪しいケーブルは下手すると火災の原因にもなってしまいます。自学科ではこれ使って、ダメケーブルを選別して廃棄していきます。
これからきちんとしたUSBケーブルを使いたい!と思った方は、以下を参考に購入すると良いと思います。
お金に糸目はつけない!万能ケーブルを手に入れたい!という方へおすすめはThunderbolt 4 ケーブル!もしくはUSB4ケーブルがおすすめ。100Wの充電(規格最大240W)でデータのやり取りも充電も安心!
しっかりした充電ケーブルを!という方は、eMarker内蔵のケーブルを買っておくのが良いと思います!ただ、メーカーによってはeMarkerを偽装したり、そもそもeMarker内蔵を謳っているのに実は内蔵されていないとかもあるので、有名メーカーのモノを選んどくのが良いです。安物買の銭失いにならんように!
これらも参考にしてね
USBの規格の違いについて(USB3.0、USB2.0、USB1.1) | バッファロー
【特集】「USB 3.0」=「USB 3.1 Gen 1」=「USB 3.2 Gen 1」? すぐ分かるUSBの「Gen」表記ルール – PC Watch
ちなみにUSB4はスペースを空けないのが正解らしいです。
○ USB4
× USB 4