河原デザイン・アート専門学校は修学支援制度の認定校です。

卒業生の活躍

Graduation Activities
2015.11.16漫画クリエイター科

水鏡なお先生 インタビュー☆

漫画家 水鏡 なお先生

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本校の2期生として漫画クリエイター科で学ぶ。

漫画家として在学デビューという華々しいスタートをきったものの、

卒業後は作品を描き上げてもなかなか雑誌に載ることができない苦しい時期を過ごす。

漫画家を続けていくため様々な道を模索し、2009年・小学館「ちゅちゅ」にて再デビュー。

現在は小学館「cheese!」で「よっくんといっしょ」を連載中。

10/26に念願の初コミックス「よっくんといっしょ」が発売された。

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▼11/14のオープンキャンパスでの講演

☆☆卒業生のプロ漫画家にインタビュー☆☆
(講演後にお話を聞かせていただきました)

Q1.どんな学生生活を送りましたか?

主張の強い学生でしたね(笑)

2年間ひたすら漫画を描いていました。

自分は漫画家になると決めていたので、とにかく結果を出す努力をしていました。

時には授業中にネームをきったり…今の学生さんは真似しちゃダメですよ(笑)

今思うと生き急いでたなぁと思います(笑)

でも卒業したら、なぜか描けなくなった。課題や授業に費やす時間が無くなった分、

時間的には余裕があるはずなのに。学生という肩書が取れた後、

プロとして漫画一本でやっていくということにプレッシャーがすごくありました。

学生時代は、心に余裕があったからこそ

頑張れたというのもあったかもしれないですね。

『学生』という肩書があるうちに、できることはやっておいたほうがいいですよ。

Q2.漫画家になってよかったことは?

大好きな作家さんに会えること!!私はミーハーなので(笑)

同業者としてお話ができたりするのも漫画家になれたからですし。

それからコミックスが出た時。これを描けるのは世界で私だけなんだ、と思いました。

普通に生きていたら本を出すことなんてできないけど、

漫画家になったから「著者」になれた。

Q4.仕事で辛い時は?

描いても載れない時。時間や労力すべてをそそいで描いたものなので、それがダメだと

自分のすべてを否定されたような気持になった。あと自給換算して悲しくなったりしてた(笑)

でもだからこそ、辞めずにやってきたことが今評価されて本当に嬉しいです。

まさに継続は力なり、です。高校生や学生さんには、このような経験があるから言えることですが、

迷っているならまずやってみればいいと思います。やってみて、

その結果をみて色々考えたらいいんだよって。

Q5.高校生にアドバイスをお願いします。

絵が上手くなりたい人は友達や周りの人に絵を見てもらってください。

絵が上手な友達の作品を見て刺激を受けることも多いです。

それからセリフの言い回しなど、漫画にもセンスが必要です。

感性を磨くために、色んな人に会い、

好きなことを一生懸命やって、見識を広めてください。