みなさん こんにちは インテリア・建築デザイン科のnakamuraです。
いやぁ、新年早々、研修が4日連続でありまして、研修づけでありました。
丸一日毎日人から話を聞くのは大変だ。どんどん呑み込まないといけない。
ちょっと待ってって言えないんだな。食べるスピードは、自分では決められない。
そんな当たり前のことを痛感した4日間でありました。
さて、今日は、フランスパリ紀行の続きであります。
いよいよ、コルビュジェのサヴォア邸をご紹介します。
建築の学生にとっては、待ちに待ったサヴォア邸であります。
それではまずはこちらから。
最前列の女子3人のポーズを見てください。
何だか分かりますか?分かりませんよね。
これ、「水平連続窓」を表現しております。
何て、コアな連中なんでしょう。
言わないと分かんない。いや、言われても分かんないポーズだ。
はい、建物だけの写真もお見せしましょうか。
よく見るアングルの写真です。よく見ると、中央の柱にもたれた男子が
2人おります。彼らが、以前、ご紹介したお風呂事件を引き起こした張本人であります。
さて、この建物は、コルビュジェが提唱した五原則を見事に表現した建築として
評価されている建物なのです。そーいえば、以前、五原則についてブログで書いた
ことがあるので、見たい人はクリックしてみて下さいまし。
改めて読んでみたら、この年の様子がよく分かります。坂本龍馬を引用してるのは、
TVでやってたからでしょうね。コルビュジェと龍馬は似てると。
今だったら、そんなこと書かないでしょうね。
さぁ、それでは、内部に参りましょう。まずはこれ。
正面から中に入ると、こんなスロープがお出迎えしてくれます。
ここから2階へ上がります。2階がこちら。
はい、2階がリビングになっております。何気なく、コルビュジェのイスがあるのです。
ここから見えるテラスに出て、振り向いて撮ったのがこちら。
正面のガラスは、FIXに見えますが、この1枚ガラスごと開くんですね。
何てデカイガラス戸なんでしょう。
あとこちら。
こんなカラフルな部屋もあるんですよ。外観からは、想像できない配色。
プライベートエリアを中心に、こんな原色をあしらっています。
今回、一緒に行ったファッションの学生から、この建物は、何がスゴイんですか?
って聞かれた。その問いに、私は、こう答えた。
「普通の家に見えるでしょう。これ、80年前の建物なんだ。
80年前のものが、今の我々が見て、普通なのってスゴイんじゃないか。」
そんな説明をしたら、素直に納得してくれてました。
つまり、当時と現在を比較しても、美しさの基準が変わってないって
言えるかもしれない。何れにしても、古く感じないんだよね。
今日、学校に自主的に来てた学生が、このサヴォア邸のファサードを
パースにして描いてた。
「今回、見た中でどこが一番良かった?」って聞いたら、
「当然、これ(サヴォア邸)です!」って答えてくれました。
何てコアな学生なんだろう。何てったって、最後に、あの柱に抱きついたり、
頬ずりしたりしてるんだから。間違いなくヘンタイだろう。
はい、今日は、これでおしまし。この小出ししてきたバルセロナ・パリ紀行も
そろそろ終演に近づいて参りました。次回は、ルーヴルに参ります。
パリと言えばルーヴル。ルーヴルと言えばモナリザを始め、うぉーっと
叫んでしまう様な作品が、うんざりするほど展示されております。
次回は、そんな感じでやってみます。
それでは次回をお楽しみにー。